メタボなお食事レポ。飲食店や集合施設で提供される「ラーメン」「つけ麺」「丼物」のレポートを中心に、デパ地下や駅ナカで購入した「スイーツ」などのお持ち帰り商品も紹介しております。

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 “うだつの町並み”で有名な徳島県美馬市脇町で営業するラーメン店、『中華そば くにおか』。
『くにおか』@徳島県脇町、店舗概観画像
 徳島県の中心地から大きく離れた脇町では、昭和50年代より営業を開始した2つのラーメン店が人気を二分。
 一つは天竜』(リンク先:食べログ)、もう一つが今回紹介する『くにおか』。
 前者の『天竜』は数年前に惜しまれつつも閉店してしまいましたが、後者の『くにおか』は店舗移転を経て現在も営業中。

 1999年、『新横浜ラーメン博物館』への出店店舗選定を巡って引き起こされたのが、“徳島ラーメン・ブーム”。
 その際、生卵に豚バラ煮込み肉をトッピングした“徳島ラーメン”に多くの方が絶望する中、県外から来たラーメン愛好家から最も高い評価を受けた店というのが、この『くにおか

 いわゆる“徳島ラーメン”とは異なる『くにおか』の人気メニューと言えば、濃厚スープと厚切りチャーシューが特徴的な「チャーシューメン」となります。

チャーシューメン白ごはん600円150円

『くにおか』@徳島県脇町、チャーシューメン&ライス
『くにおか』@徳島県脇町、白ごはん・150円   『くにおか』@徳島県脇町、チャーシューメン・600円(1)

中華そば くにおか
住所:徳島県美馬市脇町大字脇町540-1
電話:088-353-9711『くにおか』@徳島県脇町、店舗画像
営業時間:売り切れ終了
 11:00~15:00頃
定休日:木曜日
駐車場:10台
グルメサイト情報:『食べログ』『30min.

 徳島駅付近から西へ車で1時間以上かかる場所であるにも関わらず、かなりの人気スポットとなっているのが、美馬市の脇町。
 その人気の秘密は、一つには「うだつの町並み」。

うだつの町並み

「うだつの町並み」(1)   「うだつの町並み」(2)
「うだつの町並み」(3)
関連リンク
 「美馬市:観光案内」「阿波ナビ:うだつの町並み

 江戸時代中頃からの町並みが保全されているとあって、徳島県内では数少ない“自然遺産以外の観光スポット”として知られる脇町ですが、実は、この脇町という場所が「香川県から近い」というのも、近年になってからの人気の理由の一つ。
恐るべきさぬきうどん&怒涛の徳島ラーメン(ブッキングムックシリーズ)
 愛媛・香川・徳島・高知という“四国四県”で観光資源の一つとして最も名高いのが、香川県の「讃岐うどん」。
 場所自体が「(山を隔てて)香川の隣」という脇町は、元から香川県との交流が盛んであったワケですが、ここ数年、「讃岐うどん巡り+徳島ラーメン」という“観光ルート”が開拓。
 それに倣うかのように、「朝~昼・讃岐うどん午後・徳島ラーメン」という観光計画を立てられる方が、急増。
 そのために「香川県から最も近い場所で営業する“徳島県の人気ラーメン店」として、くにおか』が“ターゲットとなっているようなのです。

 『くにおか』の最寄り駅は、徳島駅から特急列車で30数分の「穴吹駅」。
 そこから「車」(タクシー)で10分ほどで店まで到着可能となりますが(駅からは徒歩で35分前後)、多くの方は徳島市内からレンタカーを含む「」で、お店まで向かうことになるでしょう(徳島駅付近から高速利用で1時間強)。

くにおか駐車場

『くにおか』@徳島県脇町、駐車場(1)  『くにおか』@徳島県脇町、駐車場(2)

 この画像を撮影したのは、「平日」で「午後2時近く」。
 そんな時間帯でも駐車場は満杯というほどに、『くにおか』は“超人気店”。
 店の専用駐車場以外には、店の向かい側に「県営駐車場」、店から3分ほどの場所に「道の駅・藍ランドうだつ」など。

 くにおか』の営業終了(予想)時刻は15時頃
 地元の方に聞くと「土日祝日はもっと早く店が閉まる」可能性が高いらしく、出来ることなら「14時までに店に行くようにするべき」との、情報。

くにおかメニューと価格
『くにおか』@徳島県脇町、メニュー表画像(1)・麺類
 中華そば
  並500円/大550円
 チャーシューメン
  並600円/大650円
 もやしそば
  並550円/大600円
 シナチクソバ
  並550円/大600円
『くにおか』@徳島県脇町、メニュー表画像(2)・ご飯もの&サイドメニュー類
 焼めし 500円
 ギョーザ 350円
 白ごはん 150円
 アサヒビール(中)500円
 酒(一合)400円
 ジュース 100円

 この店は「会計制・後払い」。
 座席は、カウンターが5席程度の他は、全てテーブル席(喫煙可能)。
 混雑時には人数を告げ、店内か店外で待つシステム。

チャーシューメン600円

『くにおか』@徳島県脇町、チャーシューメン・600円(2)

 ドンブリの上を覆いつくすようにチャーシューが敷き詰められた、このメニュー。
 基本メニューの「中華そば」がチャーシュー2枚ほどで500円というコトを考えれば、100円プラスの「チャーシューメン」の方が、絶対にお得でしょう。

 「」は、徳島県内のラーメン店では珍しい、「細麺」。
『くにおか』@徳島県脇町、チャーシューメン・細麺(1)  『くにおか』@徳島県脇町、チャーシューメン・細麺(2)
 “博多長浜ラーメン”のモノよりも若干太めの麺ですが、小麦の風味もそれなりに感じられて、スープをグイグイと引っ張り上げます。
 麺の茹で加減は若干カタメ、麺量自体は、それほど多いものではありません。

 「トッピング」は、細モヤシ万能ネギメンマチャーシュー
『くにおか』@徳島県脇町、チャーシューメン・トッピング(1)  『くにおか』@徳島県脇町、チャーシューメン・トッピング(2)
 モヤシ、ネギ共に意外に量が多く、メンマの味付けは控えめながらも柔らかく煮つけられたモノ。
 厚切りのチャーシューは少々固めの食感ですが、スープに漬け込んでおきますと、味も染み込み柔らかくなって美味。

 このチャーシューを“おかず”にして、ライスや焼き飯(チャーハン)を食べるのが、この店の流儀。

 99年の徳島ラーメンブーム当時、徳島県内では際立って濃厚な部類に入っていた、「スープ」。
『くにおか』@徳島県脇町、チャーシューメン・スープ(1)  『くにおか』@徳島県脇町、チャーシューメン・スープ(2)
 このスープは“豚骨醤油”にカテゴライズされるモノ。
 濃厚ながらも豚骨特有の臭みは抑えられ、火加減の調整などの非常に丁寧なスープ作りが、伺えるタイプ。

 往時には“豚骨だけで作った濃厚スープ”という触れ込みでしたが、2000年代半ば以降には、現在のような鶏や野菜も加えたと思われる“ライト路線”へ。
 これにより以前のような“ドロドロ加減”は影を潜めるようになりましたが、2000年代以降に徳島県内で営業を開始した他店舗のように、脂濃度や過度の味付け、それに化学調味料の大量投入で誤魔化さずとも、それなりの“スープ粘度”や“豚骨のザラツキ感”をキープしているのは、敬服に値するモノでしょう。


 この『くにおか』を評価するには、先ずはビジネス上の理由から作り上げられた「徳島ラーメン=すき焼きスタイルのラーメン」という偏見を消し去るコト。
 続いて、『くにおか』を生み出した『来来』や『王将』といった系譜を理解するコトでしょうか。

来来特製チャーシューメン(リンク先:当ブログ内関連記事)

『来来』チャーシューメン画像  『王将』チャーシューメン画像

 徳島県におけるラーメンというのは、決してバラ肉に生卵の“徳島ラーメン一色”に塗りつぶされたものではなく、「豚骨ベースのスープ」を共通基盤に、実に“多様性のあるラーメン”が展開されていたモノなのです。
 中でも、徳島駅近くで今も営業する『来来』の系譜は、「ボリューム感」や「濃厚なスープ」の他にも、全国規模で食べ歩きをするような
ラーメン愛好家の支持を得るレベル
を有していたワケなのです。

 モチロン、90年代当時と比べラーメンを取り巻く状況は変化し、今では、『くにおか』レベルのラーメンでは、せいぜい「フツー」といった評価しか得られないかもしれません。
 しかしながら今でも、この『くにおか』の提供する「スープ作りの丁寧さ」は、徳島県内の他店舗と比べても、依然として高レベルを保っております。

 まあ、コレは徳島市内で急増した「外食産業系徳島ラーメン店がヒドイ」というコトの裏返しでもあるのですがw そういった“偽徳島ラーメン”に騙されたような人にこそ、この『くにおか』のラーメンを味わっていただきたいモノです。


 長くなったが最後に。
『くにおか』@徳島県脇町、営業終了看板 ワタクシの“くにおか詣で”に当たり、「4回行って2回は売り切れ終了で食べられなかった」という心温まる出来事に遭遇した際、慰めてくれた地元の方には、大変に感謝しております。
 そんな方の中で「『くにおか』は脇町になくてはならない貴重な店です」と仰られた後、ボソッと小声で「でもワタシは『天竜さんの方が好きだったんですよねぇ・・・」と付け加えたコトバが、何よりも印象に残っておりますw

 また90年代当時、半ば強引に『いのたに』が徳島ラーメンの代表格に据えられたことに激怒して「『ラー博』の○内、氏ね」と息巻くワタクシに対し、賛同するように「『いのたに』が徳島ラーメンなんてあり得ません。徳島で一番美味いラーメンは天竜』と『くにおか』ですから」と教えてくれた方。
 後に、アナタのように“『天竜』『くにおか押し”をする徳島県民の全員が「『脇町高校の出身者」であることを、知りました。
 おかげで・・・、「徳島の方の『オススメのラーメン店』」というのが、「自身の『出身校』と密接な関連性を持つ」コトに、気付かされましたよw

中華そば くにおか@徳島県脇町アクセスマップ


より大きな地図で 徳島のラーメンマップ を表示
地図を拡大・縮小・スクロールするなどして参照ください

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